軟質塩ビウェルダー加工とは?特長・用途・加工のポイントを解説
軟質塩ビ(PVC)は、柔軟性・透明性・耐久性を兼ね備えた素材として、さまざまな製品に使用されています。
その軟質塩ビを強固に接合する代表的な方法が「ウェルダー加工(高周波溶着)」です。
本記事では、軟質塩ビウェルダー加工の特長やメリット、具体的な用途、製作時のポイントについて解説します。
軟質塩ビとは?

軟質塩ビは、可塑剤を加えることで柔らかく加工しやすくした塩ビ素材です。
硬質塩ビと異なり、折り曲げや巻き取りが可能で、フィルム状・シート状での使用に適しています。
主な特長は以下の通りです。
・高い柔軟性
・優れた防水性
・透明度が高い
・耐久性・耐薬品性がある
・印刷適性が良い
これらの特性により、防水ケース、クリアポーチ、テーブルクロス、工業用カバー、販促グッズなど幅広い分野で採用されています。
ウェルダー加工(高周波溶着)とは?

ウェルダー加工とは、高周波の電気エネルギーを利用して素材内部を発熱させ、溶かして圧着する加工方法です。
特に軟質塩ビは高周波との相性が良く、強度の高い接合が可能です。
ミシン縫製と異なり、糸や針を使用しないため、針穴が開かず、高い防水性を確保できます。
そのため、防水ポーチや医療用カバー、屋外使用製品など、水を通したくない製品に最適です。
また、接合部分が一体化するため、見た目もすっきりと仕上がります。
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軟質塩ビウェルダー加工のメリット

① 高い防水性能
溶着によって素材同士が融合するため、水の侵入リスクを抑えられます。
② 強度と耐久性
引っ張りや繰り返しの使用にも強く、業務用途にも適しています。
③ デザイン自由度
型を製作することで、オリジナル形状や立体加工にも対応可能です。ロゴ部分のみを圧着する装飾加工も行えます。
④ 量産に適している
一度型を作れば、安定した品質で量産が可能です。
主な用途

軟質塩ビウェルダー加工は、以下のような製品で活用されています。
・防水スマホケース
・クリアポーチ・書類ケース
・エアー入り製品
・テーブルマット
・工業用カバー
・医療・衛生関連製品
用途に応じてシート厚みや溶着幅を調整することで、求められる強度や機能性を実現できます。
加工時のポイント
軟質塩ビウェルダー加工では、素材の厚み・可塑剤の種類・溶着条件の設定が重要です。
温度や圧力、時間のバランスが適切でないと、強度不足や焼け、変形の原因になります。
また、使用環境(屋外使用・耐寒性が必要など)によっては、素材選定から慎重に行う必要があります。
試作を重ねながら最適な条件を見極めることが、高品質な製品づくりにつながります。
軟質塩ビウェルダー加工ならエムエムティーへ

軟質塩ビの加工は、素材特性を熟知しているかどうかで仕上がりに大きな差が出ます。
エムエムティーでは、長年の塩ビ加工ノウハウを活かし、ウェルダー加工を中心に裁断・印刷・縫製まで一貫対応しております。
小ロット試作から量産まで柔軟に対応可能です。
軟質塩ビウェルダー加工をご検討の際は、ぜひエムエムティーへお問い合わせください。用途に最適な仕様をご提案いたします。
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