ポリ袋とビニールの違いとは? ビニール袋というよくある間違い
日常的に使われている「ビニール袋」という言葉。
実はこの呼び方、多くの人が間違って使っているのをご存じでしょうか?
実際にコンビニやスーパーで使われている「ビニール袋」のほとんどは、ビニール(塩化ビニール)製ではなく、ポリエチレン製(ポリ袋)なのです。
ビニールとポリ袋の素材の違い
「ビニール袋」とよく呼ばれる袋の多くは、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)といった素材で作られています。
これらは「ポリ袋」と呼ぶのが正確です。
一方、ビニールとは塩化ビニール(PVC)のことで、しなやかで強度があり、医療現場や工業用途に広く使われています。
たとえば点滴バッグ、医療用カバー、機械部品の保護材などがその一例です。
つまり、ビニールとポリ袋では素材の種類・特性・用途がまったく異なるのです。
塩化ビニールの廃棄方法・環境問題にも注意が必要
塩化ビニールは高い耐久性や柔軟性が評価される一方、廃棄方法や環境への影響に配慮が必要な素材でもあります。
焼却時にダイオキシン発生の懸念があるため、適切な処理が求められます。
こうした背景から、塩ビ製品のリサイクルや再資源化に注目が集まっており、製造側にも高い環境意識が求められています。
エムエムティーの取り組みと強み
株式会社エムエムティーでは、塩ビ素材(塩化ビニール)を活用したオリジナル製品の設計・製造を一貫対応しています。
医療現場で使われるマットや機械カバー、手術前掛など、衛生・耐久・防水・抗菌性能が求められる製品に最適な素材として、塩化ビニール製品の加工実績も豊富です。
さらに当社では、製造時に出る自社だけでなく下請け工場の産業ゴミも自主的に回収・リサイクルするなど、業界でも高水準の環境配慮型工場運営を実践しています。
正しい素材理解から生まれる製品づくり
「ビニール袋=塩化ビニール」と誤解したまま依頼されるケースも少なくありません。
しかし、用途や性能に応じて最適な素材を選ぶことが、コスト・耐久性・安全性の面で大きな差を生み出します。
MMTでは、ポリエチレン・ポリプロピレン・塩ビなど、各素材の特性を理解した設計・製作を行える体制を整えております。
「この用途に合う素材はどれ?」「塩ビ製品をOEMで作りたい」など、まずはお気軽にご相談ください。
設計から加工・納品・リサイクルまで一貫対応できるパートナーとして、お客様のものづくりをサポートいたします。
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