【ウェルダー加工とは?】基礎からわかる仕組みと活用分野
ウェルダー加工とは、主に塩化ビニール(PVC)やオレフィン系シートなどの熱可塑性樹脂を高周波や熱で溶着し、一体化させる加工方法のことを指します。
素材同士を強力に接合できるため、縫製や接着剤では難しい「密閉性」や「強度」が求められる製品に幅広く活用されています。
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ウェルダー加工の仕組み
ウェルダー加工は、高周波(高周波ウェルダー)や熱板(熱板ウェルダー)を利用して素材内部の分子を振動・加熱し、瞬時に溶かして圧着することで接合します。
外部に接着剤や針を使用しないため、仕上がりが美しく、密閉性に優れるのが大きな特徴です。
主な方式には以下のようなものがあります:
・高周波ウェルダー:電磁波を利用して分子を振動させ、内部から発熱して溶着。
・熱板ウェルダー:高温の金型を利用して圧着。
・超音波ウェルダー:高周波振動による摩擦熱で接合。
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活用分野とメリット
ウェルダー加工は、以下のような分野で利用されています。
・医療製品:点滴バッグ、医療用カバー、手術用エプロンなど。
・工業製品:エアバッグ、シートカバー、タンクライナー。
・日用品・広告:懸垂幕、横断幕、カードケース、文具など。
メリットとしては、
・密閉性が高く、水や空気を通さない
・高い強度と耐久性
・加工後も柔軟性を維持できる
・接着剤を使用しないため衛生的
といった点が挙げられます。
エムエムティーのウェルダー加工
当社エムエムティーでは、自社工場で設計から材料手配、加工、検査まで一貫して対応しており、医療現場や工業用途に求められる高品質な製品を製作しています。
特に、密閉性が重要な製品については、空圧をかけた状態での水没検査など厳しい品質管理を実施。小ロットから大ロットまで柔軟に対応できる体制を整えています。
ウェルダー加工を活用したオリジナル製品の開発・製作をご検討の方は、ぜひ一度エムエムティーへご相談ください。
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